編み物デビューはコレで決まり!【簡単】すぐに作れるアイテム5選

ウェルネス活動

冬の足音が聞こえてくると、なんだか温かい毛糸に触れたくなりませんか。編み物と聞くと「難しそう」「時間がかかりそう」「道具を揃えるのが大変そう」と、一歩を踏み出せない初心者の方も多いかもしれません。しかし、実際には驚くほど簡単で、すぐに形になるアイテムがたくさんあります。編み物は、基本の編み方さえ覚えてしまえば、誰でも気軽に始められる素敵な趣味なのです。この記事では、編み物デビューにぴったりの、本当に簡単なアイテムを5つ厳選してご紹介します。不器用だからと諦めていた方も、この機会にぜひチャレンジしてみませんか。

編み物を始める前に知っておきたいこと

いざ編み物を始めようと思っても、まず何から手をつければよいか迷ってしまいますよね。編み物には大きく分けて二つの種類があり、それぞれ使う道具や仕上がりの風合いが異なります。まずは、自分に合いそうなのはどちらか、そして最低限必要な道具は何かを知ることから始めましょう。

かぎ針編みと棒針編みの違い

編み物には、先端がフック状になった「かぎ針」を1本使って編む「かぎ針編み」と、2本1組の「棒針」を使って編む「棒針編み」があります。かぎ針編みは、1つの編み目に針を入れて糸を引き出し、新しい編み目を作っていく作業を繰り返します。編み地は比較的しっかりとしていて、立体的なモチーフや細かい模様を作るのが得意です。一方、棒針編みは、2本の針の間で編み目を移動させながら編み進めます。仕上がりは柔らかく伸縮性があるのが特徴で、セーターやマフラーなどの衣類に適しています。初心者がどちらから始めるべきかという問いに正解はありませんが、一般的にかぎ針編みは編み目を落とす心配が少なく、間違えた時にほどきやすいため、最初のとっつきやすさがあるかもしれません。

必要な道具は100均で揃えよう

編み物の道具と聞くと、高価なものを揃えなければならないと思いがちですが、そんなことはありません。最近では、100均(ひゃっきん)と呼ばれる100円ショップで、編み物に必要な道具のほとんどを手に入れることができます。かぎ針や棒針はもちろん、毛糸、糸切りばさみ、編み終わった後の糸の始末に使う「とじ針」まで、驚くほど充実しています。特に初心者のうちは、どれくらいの太さの針やどんな色の毛糸が自分に合うかわからないものです。まずは100均で気軽に道具を揃え、いろいろ試してみるのがおすすめです。高価な道具は、編み物が楽しくなって「もっと続けたい」と思ってからでも決して遅くはありません。

まずはコレから!小さな達成感を味わうアイテム

編み物初心者が挫折してしまう一番の理由は、完成する前に飽きてしまうことです。だからこそ、編み物デビューは「すぐに完成する」小さなアイテムから始めるのが鉄則です。数時間、早ければ数十分で形になるものから挑戦し、まずは「自分で編み上げた」という達成感を味わいましょう。

コースター

最初の一歩として最もおすすめしたいのがコースターです。特に、かぎ針編みで四角く編むコースターは、基本の編み方である「くさり編み」と「細編み(こまあみ)」さえ覚えれば、すぐに作ることができます。小さな四角形を編むだけなので、編み目が揃っているか、力加減は均一かなどを確認しながら進めるのに最適です。もし途中で間違えても、小さいのですぐにほどいてやり直せます。コットン糸で編めば吸水性も良く、実用的なのも嬉しいポイントです。数枚編んで色違いで揃えたり、縁編み(ふちあみ)に挑戦してみたりと、基本の練習をしながらアレンジも楽しめます。

アクリルたわし

コースターと同じくらい簡単に作れて、さらに実用性が高いのがアクリルたわしです。「アクリル毛糸」という、100均でも必ず売っているカラフルな毛糸で編みます。アクリルたわしは、洗剤を使わなくても食器の汚れが落ちやすいエコなアイテムとして人気があります。これもかぎ針編みで、コースターと同じように四角く編んだり、少し慣れたら円形に編んだりするだけで完成します。編み目が多少不揃いでも、たわしとしての機能には全く問題ありません。自分で編んだアクリルたわしがキッチンに並んでいると、毎日の家事も少し楽しくなるはずです。

少し慣れたら挑戦したい実用アイテム

小さなアイテムで自信がついたら、次はもう少しステップアップしてみましょう。編む面積が少し広くなったり、他の素材と組み合わせたりすることで、ぐっと「作品感」が増します。基本の編み方だけで作れることに変わりはないので、リラックスして挑戦してみてください。

シュシュ

編み物と聞くと意外かもしれませんが、シュシュも初心者向けの簡単なアイテムです。作り方はとてもシンプルで、かぎ針編みか棒針編みのどちらでも、細長い「長方形」を編むだけです。編み上がったら、その長方形を輪にして、中にヘアゴムを通せば完成です。棒針編みなら、一番基本の「ガーター編み」(表編みだけを繰り返す編み方)で、かぎ針編みなら「長編み(ながあみ)」などでふんわりと編むと、ボリュームが出て可愛らしく仕上がります。使う毛糸の色や素材を変えるだけで、季節感のあるシュシュが作れるのも魅力です。

ヘアバンド

シュシュと同じく、棒針編みの練習にぴったりなのがヘアバンドです。これも基本的にはシュシュと同じで、自分の頭のサイズに合わせた長さの「長方形」を編むだけです。棒針編みの基本である「表編み(おもてあみ)」と「裏編み(うらあみ)」を組み合わせた「ゴム編み」で編むと、伸縮性が出て頭にフィットしやすくなります。あるいは、ガーター編みだけでも素朴で可愛いヘアバンドが作れます。途中で編み目を交差させる「縄編み(なわあみ)」模様に挑戦してみるのも良いステップアップになります。幅の広さや毛糸の色で、自分だけのオリジナルデザインを楽しめます。

編み物の醍醐味を味わう、少し大きな作品

基本の編み方にも慣れ、編むリズムが掴めてきたら、いよいよ編み物の定番アイテムに挑戦してみましょう。少し時間はかかりますが、同じ作業の繰り返しが中心なので、初心者でも決して難しくはありません。完成した時の喜びは格別です。

マフラー / ネックウォーマー

編み物といえば、やはりマフラーを思い浮かべる人が多いでしょう。マフラーは、棒針編みのガーター編みやゴム編み、かぎ針編みの長編みなど、自分が覚えた基本の編み方を、ひたすら真っ直ぐ編み続けるだけで完成します。一見すると大作に見えますが、必要な技術はコースターやヘアバンドと変わりません。ただ、長さが必要なので完成までに時間がかかります。もし途中で飽きてしまいそうなら、まずは短い「ネックウォーマー」から始めるのがおすすめです。

編み方を覚えるヒント

ここまで読んで、基本の編み方をどうやって覚えればいいのか不安に思ったかもしれません。今は、本を買わなくても、インターネット上にたくさんの情報があります。特に動画サイトで「編み物 簡単」や「かぎ針編み 基本」「棒針編み 初心者」といった関連キーワードで検索すれば、手の動きがよくわかる解説動画を無料で見ることができます。

まとめ

編み物は、決して難しいものではありません。100均で手に入る道具と少しの毛糸、そして「基本の編み方」を一つか二つ覚えるだけで、あなたの日常を彩る素敵なアイテムがすぐに出来上がります。大切なのは、最初から大きなものに挑戦せず、コースターやアクリルたわしのような小さなものから始めて「完成させる喜び」を体験することです。この記事で紹介した5つのアイテムは、どれも編み物デビューに最適です。さあ、まずはかぎ針か棒針を一本手にとって、あなたの「編み物デビュー」をスタートさせてみませんか。きっと、無心で編み進める時間の楽しさと、作品が形になる感動に夢中になるはずです。

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