道具は100均でOK!【編み物 初心者】かぎ針編みで始める趣味

ウェルネス活動

かぎ針編みの世界へ安心して第一歩を踏み出せるように

何か新しい趣味を始めてみたいけれど、何をしたら良いか分からない、初期費用がかかるのは少しハードルが高いと感じていませんか。そんなあなたにこそ、心からおすすめしたいのが「かぎ針編み」です。一本のかぎ針と一玉の毛糸さえあれば、いつでもどこでも始められる手軽さが魅力です。驚くことに、その基本的な道具はすべて100円ショップで揃えることが可能です。この記事では、編み物未経験の初心者さんが、道具の選び方から基本的な編み方、そして簡単な作品作りのアイデアまで、一つひとつ丁寧に解説していきます。自分の手から少しずつ形が生まれていく喜びを、ぜひ味わってみてください。

かぎ針編みを始めるための準備と道具

かぎ針編みは少ない道具で始められるのが魅力ですが、最初に適切なものを選ぶことで、その後の作業がスムーズになります。高価なものを揃える必要はありません。

絶対欠かせない主役の道具は、「かぎ針」と「毛糸」の2つです。

かぎ針の太さは、初心者は7号または8号といった少し太めの号数がおすすめです。持ち手プラスチックやゴムで覆われた持ち手のものは、長時間編んでも手が疲れにくいです。

練習用の毛糸には「並太」と表記されている太さが最適です。アクリルやコットンは扱いやすく、発色が良いため、編み目が見やすいという利点があります。

あると便利なサポート役の道具

主役の道具に加えて、作業を格段にスムーズにする「脇役」たちも揃えておくと便利です。

とじ針は編み終わりの糸の始末や、複数のパーツをつなぎ合わせる際に使います。毛糸用のものは、針穴が大きく、先が丸くなっているのが特徴です。ハサミも 糸を切るために必要です。段数マーカーとは、編み始めや段の変わり目などに印をつけておくためのクリップです。これを使うことで、今どこを編んでいるのかが分かりやすくなり、混乱を防げます。

これらの便利な道具は、手芸コーナーがある100円ショップなどでも手軽に見つけることができます。まずは気軽に道具を選んで、編み物ライフを始めてみましょう。

これだけは覚えたい!基本の編み方

道具が揃ったら、いよいよ実際に編む練習を始めましょう。かぎ針編みには様々な編み方がありますが、最初に覚えるべきなのは、たったの二種類だけです。この二つをマスターすれば、簡単な小物ならすぐに作れるようになります。難しく考えずに、まずは手を動かしてみることが大切です。ここでは、すべての基本となる編み方と、意外と見落としがちな針の持ち方について、分かりやすく解説していきます。焦らず、自分のペースで楽しみながら進めていきましょう。

すべてはここから始まる「作り目」と「鎖編み」

どんなに複雑に見える作品も、その始まりはたった一つの輪から作られる「作り目」です。これは、かぎ針に最初の糸の輪をかける作業で、編み物を始めるためのスタート地点となります。作り目ができたら、次はいよいよ「鎖編み(くさりあみ)」に挑戦します。かぎ針に糸をかけて、作り目の輪の中から新しい輪を引き抜く、この動作を繰り返すだけで、まるで鎖のような編み目が連なっていきます。この鎖編みは、作品の土台となる部分を作ったり、模様の一部になったりする、かぎ針編みにおける最も基本的な要素です。最初は目の大きさが不揃いになるかもしれませんが、練習するうちに必ず安定してきます。

作品の土台となる「細編み」をマスターしよう

鎖編みで土台を作ったら、次はその土台に編みつけていく作業に入ります。ここで登場するのが「細編み(こまあみ)」です。細編みは、鎖編みの目に針を入れ、糸をかけて引き出し、もう一度糸をかけて二つの輪を一度に引き抜く、という動作で完成します。この編み方は、その名の通り細かく詰まった編み地になるのが特徴で、コースターやあみぐるみなど、しっかりとした形を作りたいときに頻繁に使われます。鎖編みと細編み、この二つの編み方記号さえ読めるようになれば、簡単な編み図はもう怖くありません。一目一目、着実に編み進めることで、平面的な布のような形が生まれてくる感動を味わえるはずです。

意外と重要!かぎ針の持ち方と糸のかけ方

編み方に集中していると、ついおろそかになりがちなのが「かぎ針の持ち方」と左手の糸のかけ方です。実は、これらがスムーズにできるかどうかで、編むスピードや編み目の綺麗さが大きく変わってきます。かぎ針の持ち方には、鉛筆を持つように握る「ペンシル持ち」と、ナイフを持つように上から握る「ナイフ持ち」の二種類が主流です。どちらが正しいというわけではなく、ご自身が一番しっくりきて、長時間編んでも疲れにくいと感じる持ち方を選ぶのが一番です。また、左手にかける糸の張り具合も重要です。糸が緩すぎると編み目が大きくなり、きつすぎると針が通りにくくなる為、小指や人差し指に糸を絡ませながら、常に一定の力で糸を送り出せるように練習してみましょう。

いよいよ実践!小さな作品作りに挑戦しよう

かぎ針編みの基本を覚えたら、次は短時間で完成できる小さな作品から挑戦するのが成功の秘訣です。完成の達成感が、次の作品への大きなモチベーションになります。

編み物初心者に最もおすすめなのがコースターです。適している理由は、正方形や円形といった基本的な形で構成され、サイズも小さいため、数時間で完成させることができます。作り方は、鎖編みで作り目をして、細編みを往復して編むだけで、四角いコースターが完成します。

編み図(編み方記号)の読み解き方と簡単レシピや無料編み図の探し方

作品を作る上で不可欠な編み図(編み方の設計図)の基本的なルールを理解しましょう。

 編み方の手順を記号で表したもので、基本的なルールを覚えれば便利なツールになります。代表的な記号は、鎖編みは楕円形の記号、細編みは「×」や「+」の記号で表されます。 自分が覚えた編み方の記号と編み図を照らし合わせながら編み進める練習をすることで、作れる作品の幅が広がります。 簡単レシピや無料編み図の探し方は、初心者向けのレシピやヒントは、インターネット上に豊富にあります。

「かぎ針編み 初心者」で動画サイトを検索すると、針の動かし方などを映像で確認できます。「簡単 レシピ」や「無料 編み図」といったキーワードで検索すると、コースターの他にエコたわしやシュシュなどの作り方が見つかります。 写真付きで解説しているブログやサイトも多いので、自分に合った分かりやすいレシピを探しましょう。

おすすめ!「マフラー」

コースター作りで自信がついたら、次に挑戦したいのがマフラーやミニマフラーです。

マフラーは、実は同じ編み方をひたすら長く繰り返すだけで完成するため、初心者さん向けのアイテムです。幅を狭くしたミニマフラーであれば、比較的短時間で編み上げることができ、好きな色の毛糸を無心に編み進めることで、自分だけのオリジナル作品が完成し、自作の温かさを実感できます。自分のペースで、無理なく楽しみながら、少しずつ作品のレパートリーを増やしていきましょう。

編み物サークルの魅力

一人で編む時間も良いが、編み物サークルやワークショップに参加することで、楽しさが何倍にも広がります。同じ趣味を持つ仲間と情報交換をしたり、教え合ったりすることで、一人では難しかった作品にも挑戦できるようになり、新しい出会いが編み物ライフを豊かにしてくれます。

かぎ針編みで何を作るか迷った際は、以下の関連キーワードを参考に検索してみるのがおすすめです。

あみぐるみで、動物やキャラクターなど、かぎ針で作る立体的なぬいぐるみ。ブランケットで、色々なモチーフをつなぎ合わせる完成時の感動が大きい作品。アクリルたわしで、アクリル毛糸の特性を活かした実用的なアイテムでプレゼントにも最適。次に挑戦したい作品を見つけることができます。

まとめ

この記事では、編み物初心者さんがかぎ針編みを趣味として気軽に始めるための方法を、道具選びから具体的な作品作りのステップまで詳しくご紹介しました。100円ショップで手に入る道具だけでスタートできる手軽さ、そして鎖編みと細編みという二つの基本的な編み方を覚えるだけで、コースターやミニマフラーといった実用的な小物が作れてしまうのが、かぎ針編みの大きな魅力です。一目一目、無心に編み進める時間は、日々の忙しさを忘れさせてくれる、穏やかで創造的なひとときとなるでしょう。この記事が、あなたの新しい趣味探しのきっかけとなり、かぎ針編みの温かく優しい世界への扉を開く手助けとなれば幸いです。さあ、かぎ針と毛糸を手に取って、あなただけの一つ目の作品作りを始めてみませんか。

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