「編み物、ちょっとやってみたいけど、道具を揃えるのが大変そう…」そう思っていませんか?実は、100円ショップのアイテムだけでも、気軽に編み物を始めることができるんです! この記事では、ダイソー、セリア、キャンドゥといった100均で手に入る道具を上手に活用して、編み物デビューを成功させるための秘訣をご紹介します。初心者さんでも楽しく始められるコツや、知っておくと便利な裏ワザも満載。さあ、あなたも100均で編み物の世界へ一歩踏み出してみましょう!
100均で揃う編み物道具の基本
編み物を始めるのに、高価な道具は必要ありません。100円ショップには、編み物の基本となるアイテムが豊富に揃っています。最低限必要なのは、編み針と毛糸、そしてとじ針の3点です。その他にも、段数マーカーやメジャー、ハサミなど、あると便利な小物も手軽に手に入ります。まずはこれらの基本アイテムを揃えることから始めましょう。驚くほどリーズナブルに、本格的な編み物ライフをスタートできますよ。
初心者におすすめの編み針選び
編み針には、主にかぎ針と棒針の2種類があります。
かぎ針は、先端にフックがついた1本の針で、鎖編みや細編み、長編みといった基本的な編み方を組み合わせて作品を作ります。モチーフ編みやあみぐるみなど、立体的なものや細かい模様を編むのに適しています。100均でも幅広い号数のかぎ針が手に入りますが、まずは5号〜8号あたりがおすすめです。このくらいの太さだと、毛糸の太さも選びやすく、編み目も見やすいため、初心者さんでも挫折しにくいでしょう。
棒針は、2本の針を使って目を休ませながら編み進めるスタイルです。セーターやマフラーなど、平らな布状のものを編むのに向いています。表目と裏目を組み合わせて様々な模様を表現できます。100均の棒針は種類が限られることもありますが、まずは4号〜8号程度の一般的な太さを選んでみましょう。
どちらの針を選ぶかは、作りたいものや好みによりますが、最初はかぎ針から始めるのが、編み方の種類も少なく、とっつきやすいかもしれません。 針の素材も金属製や竹製などがありますが、100均では金属製のものが主流です。滑りやすいと感じる場合は、竹製も試してみてください。
糸の選び方と注意点
100均の毛糸は、色や素材、太さの種類が豊富で、見ているだけでもワクワクしますよね。初心者さんが糸を選ぶ際のポイントは、太すぎず細すぎない、扱いやすい太さを選ぶことです。
一般的に、パッケージに記載されている「標準ゲージ」や「使用棒針/かぎ針の号数」を参考に、使う針の太さに合った糸を選びましょう。 初めは、アクリルやポリエステルなどの化学繊維の糸がおすすめです。滑りが良く、毛羽立ちにくいので、編みやすいと感じるでしょう。また、洗濯もしやすいので、普段使いの小物にもぴったりです。
注意点としては、ロット(生産番号)が違うと同じ色でも微妙に色味が異なる場合があることです。大きな作品を作る場合は、必ず同じロット番号の糸をまとめ買いするようにしましょう。足りなくなって買い足すと、色が合わないことがあります。また、100均の毛糸は量があまり多くないので、作りたいもののサイズに合わせて、必要な玉数を事前に確認しておくと安心です。
とじ針の使い方と選び方
とじ針は、編み終わった作品の糸始末をしたり、パーツを繋ぎ合わせたりする際に使う、先端が丸く、針穴が大きい針のことです。編み物をきれいに仕上げるためには、とじ針の存在は欠かせません。
使い方は簡単で、作品から出ている余分な糸をとじ針に通し、編み目に沿って目立たないように隠していくことで、完成度がぐっと上がります。また、あみぐるみなどのパーツを縫い合わせる際にも活躍します。
選び方としては、糸の太さに合った針穴の大きさと、先端の丸みがポイントです。針穴が小さいと糸を通しにくく、先端が尖っていると編み目を割ってしまったり、指を刺してしまう可能性があります。100均には、プラスチック製や金属製のとじ針が数種類ありますので、実際に糸を通してみて、使いやすいものを選ぶと良いでしょう。サイズ違いでいくつか持っておくと、様々な太さの糸に対応できて便利です。
100均の編み物道具を徹底比較
ダイソー、セリア、キャンドゥ、それぞれの100円ショップで手に入る編み物道具には、わずかながら特徴があります。
ダイソーは、編み針の種類が豊富で、特にかぎ針のラインナップが充実しています。毛糸も定番のアクリル毛糸から、季節限定の変わり糸まで幅広い品揃えが魅力です。
セリアは、おしゃれな色合いの毛糸が多く、雑貨作りにぴったりのものが見つかりやすい印象です。特に合太〜並太程度の糸の種類が豊富で、初心者さんにも扱いやすいでしょう。
キャンドゥは、他の2社に比べて編み物用品の取り扱いは少ない傾向がありますが、ユニークな素材の糸や、少量で使い切れる可愛らしい毛糸が見つかることがあります。
これらの特徴を踏まえつつ、自分の作りたいものや好みに合わせて、ショップを使い分けてみるのも良いでしょう。まずは近所の100均を巡って、どんなアイテムがあるのかチェックしてみてください。
各100均のかぎ針の特徴
100均のかぎ針は、メーカーによってわずかながら特徴があります。
ダイソーのかぎ針は、グリップ部分が平らになっているものが多く、指にフィットしやすいように工夫されています。号数表記も見やすく、複数のサイズを揃える際にも便利です。金属製で、比較的しっかりとした作りなので、力を入れて編む際にも安定感があります。
セリアのかぎ針は、全体的に丸みを帯びたデザインが多い印象です。グリップ部分にゴム製の滑り止めがついているタイプもあり、長時間の作業でも疲れにくいよう配慮されています。色のバリエーションも豊富なので、お好みの色を選ぶ楽しみもあります。
キャンドゥのかぎ針は、他と比べるとシンプルなデザインが多いですが、基本的な機能は十分に備わっています。太めの号数も比較的見つけやすいかもしれません。
どの100均のかぎ針も、基本的な編み物をする上では問題なく使えますが、実際に手に取ってみて、ご自身の手の大きさや握り方にしっくりくるものを選ぶのが一番です。数種類試してみて、お気に入りを見つけるのも良いでしょう。
100均アイテムを使った編み物のコツ
100均アイテムだけでも、楽しく編み物を続けるためのコツがあります。まず大切なのは、無理なく続けられる小さな目標を設定することです。いきなり大作に挑戦するのではなく、コースターやシュシュなど、短時間で完成できるものから始めてみましょう。
また、YouTubeや無料の編み図サイトなど、オンラインの情報を積極的に活用するのもおすすめです。動画で編み方を確認すれば、文字だけでは分かりにくい部分も理解しやすくなります。100均の毛糸は、手軽に試せるので、様々な編み方や色合わせにチャレンジするのに最適です。
初心者でも簡単に始められる編み方
編み物初心者さんにおすすめの、簡単に始められる編み方をいくつかご紹介します。
かぎ針編みなら、「鎖編み」と「細編み」をマスターすることから始めましょう。鎖編みは全ての編み物の基本となる編み方で、これができればスタートラインに立てます。細編みは、シンプルな編み地ができ、コースターやアクリルたわしなど、実用的な小物を編むのにぴったりです。まずはこの2つの編み方で、簡単な四角い作品を編んでみるのがおすすめです。
棒針編みなら、「表目」と「裏目」を覚えましょう。この2つをマスターすれば、「ガーター編み」や「メリヤス編み」といった基本的な編み方ができるようになります。ガーター編みは、表と裏を同じように編むだけで、両面が同じ表情になる編み地です。マフラーやシンプルなストールなどに適しています。メリヤス編みは、表目がきれいに揃って見えるのが特徴で、セーターの身頃などによく使われます。まずは、棒針に目を何目か作り、ひたすら表目や裏目を編む練習から始めてみましょう。
編み物を楽しくする裏ワザ
100均アイテムを使った編み物をさらに楽しくする裏ワザをいくつかご紹介します。
- 「段数マーカー」を活用する! 100均で手に入るクリップ式の段数マーカーは、編み目の数を確認したり、どこまで編んだか目印にしたりと、初心者さんには必須アイテムです。特に複雑な模様編みや、目を増減させる際には大活躍します。
- 余り糸で「ミニモチーフ」を作る! 小さな毛糸玉が余ったら、コースターやブローチなどのミニモチーフを編んでみましょう。色々な色を組み合わせたり、異なる編み方に挑戦したりと、遊び感覚でスキルアップできます。
- 「編み物ノート」を作る! 編み図を書き込んだり、使った毛糸の素材や号数、編み針の太さなどを記録しておくと、後から見返した時にとても役立ちます。失敗したことや成功したこともメモしておけば、次回の作品作りに活かせます。100均のノートやペンで十分なので、ぜひ試してみてください。
- 「毛糸の収納」も100均で! 増えてきた毛糸の収納には、100均の収納ボックスやジップバッグが便利です。色別に分けたり、種類別にまとめたりすることで、どこに何があるか一目で分かり、作業効率もアップします。
これらの裏ワザを活用して、もっと気軽に、もっと自由に編み物を楽しんでみてくださいね。
100均で編み物を楽しむためのQ&A
100均で編み物を始めるにあたって、よくある疑問にお答えします。
編み物初心者がよく抱える疑問
- Q. どのくらいの期間で何か作れるようになりますか? A. 個人差がありますが、簡単なコースターやシュシュであれば、基本的な編み方をマスターすれば数時間から数日で完成させることができます。毎日少しずつでも練習を続ければ、1ヶ月程度でマフラーや帽子など、もう少し複雑な作品にも挑戦できるようになるでしょう。
- Q. 編み目がきつくなったり、緩くなったりしてしまいます。どうしたらいいですか? A. 初心者さんによくある悩みです。まずは、一定の力加減で編むことを意識するのが大切です。最初は練習あるのみですが、指にかける糸の張り具合や、針を持つ力の入れ具合を色々試してみてください。また、編み針の太さを変えることで調整できる場合もあります。少し太めの針を使うと、編み目が緩くなりやすい傾向があります。
- Q. 間違えたらどうすればいいですか? A. 間違えたら、潔く解いてやり直すのが上達への近道です。特に初心者のうちは、間違えたまま進めると後で困ることが多いです。少しくらいなら、針を抜いてから間違った目まで戻って、正しい編み方で編み直しましょう。全部解くのが大変な場合は、一段ずつ解いていくと良いでしょう。編み物の醍醐味は、間違えてもやり直せることです。
100均アイテムに関する質問
- Q. 100均の毛糸は品質が悪いですか? A. 決して品質が悪いわけではありませんが、一般的な手芸店で売られている毛糸と比べると、素材の種類や色展開が限定的な場合があります。また、稀に糸が途中で切れていたり、結び目があったりすることもあります。しかし、初心者さんが練習用として使う分には適度な品質です。色々な糸を試して、自分好みのものを見つけるのも楽しいでしょう。
- Q. 100均の編み針は長く使えますか? A. はい、基本的な編み物をする分には十分に長く使えます。特に金属製のかぎ針や棒針は、耐久性があります。ただし、乱暴に扱ったり、無理な力がかかったりすると変形する可能性はあります。もし本格的に継続したいと思ったら、使い心地の良い少し高価な針を揃えるのも良い選択肢です。
- Q. 他に100均で買っておくと便利なものはありますか? A. はい、いくつかあります。
- ハサミ: 糸を切るのに必要です。小さい手芸用ハサミがおすすめです。
- メジャー: 長さを測る際に使います。
- とじ針ケース: とじ針をまとめて保管できます。
- ジップ付き袋: 余った毛糸や編みかけの作品を保管するのに便利です。 これらも100均で手軽に揃えられます。
まとめ
100円ショップのアイテムだけでも、十分に編み物デビューを楽しめることがお分かりいただけたでしょうか。高価な道具を揃える必要はなく、かぎ針と毛糸、とじ針があれば、すぐにでも始められます。
100均のアイテムは、色や素材のバリエーションが豊富で、初心者さんが気軽に色々な糸を試したり、練習を重ねたりするのに最適です。最初は簡単な鎖編みや細編み、表目、裏目といった基本的な編み方から始めて、コースターやシュシュなどの小さな作品から挑戦してみましょう。
また、段数マーカーや編み物ノートを活用したり、余り糸でミニモチーフを作ったりといった裏ワザを実践することで、飽きずに楽しく編み物を続けることができます。もし途中で編み目を間違えても、すぐに解いてやり直せるのが編み物の良いところです。失敗を恐れずに、どんどん色々な作品にチャレンジしてみてください。
100均アイテムを上手に活用すれば、費用を抑えつつ、気軽に編み物の楽しさに触れることができます。さあ、あなたも今日から100均で編み物用品を揃えて、自分だけの素敵な作品作りに挑戦してみませんか?編み物の世界は、きっとあなたの日常を豊かにしてくれるはずです。
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